のぶし’s blog

トレーダー兼歯科医師の日常を綴る。

【考察】なぜ最近のドル円は難しいのか

お疲れ様です!

のぶしです!

 

ここ最近、ドル円のトレードをしていて思うのは「非常に難しい」!

 

フォロワーさんやオンラインコミュニティメンバーにもドル円にやられたという声が聞かれます。

 

もちろん難しいなりに損失を最小限にしたり、微益に持っていくことは可能ですが・・・

 

ではなぜドル円が難しいのか?

 

考察していこうと思います。

 

 

【ドルに着目すると・・・】

まずはドル単体に着目すると、昨年秋頃からFRBの声明を受けて利上げペースの鈍化や打ち止めが俄かにささやかれ始めました。

 

ドル単体で言えば昨年10月ごろから常に弱さを増しています。

 

それはドル指数を見ても明らかですし、CP_strength の週足値を見ても一目瞭然です

 

 

【ドル指数】昨年秋から下落続き

 

 

 

【CP_strength 週足】

 

 

この2つの資料からドルが昨年秋から弱さを継続していることがわかります

 

しかし肝心のドル円チャートを見ると、、、

 

 

ドル指数は下落を続ける一方でドル円は下げたり上げたりの相場となっています

ドル指数に従えばドル円を売っていく方針になりますが、それでは大損となってしまいます。

 

 

【ドルも弱いが円も弱い】

ドル指数だけを見ると下落の一途をたどっているようですが、ドル指数はドル以外の全ての通貨に対する力関係を指数化したものです。

 

従って特定の通貨に対して1:1の力関係を見ることはできません。

そこでCP_strength を活用するとドルと円の力関係をそれぞれ数値化して見ることができます。

 

CP_strengthの図 によるとドルも円もマイナス評価で推移していることがわかり、

円はドル以上に弱いとわかります。

 

 

円がドルよりも弱い相場が続いたせいでドル円が上昇する局面があったというわけです。

 

 

【通貨トレードは各通貨の強弱を見る必要がある】

今回のケースからも、1つの通貨のみに着目してもトレードをする際には役立ちません。

できれば交換する相手方の通貨の背景も読み解く必要があります。

 

そういった意味では、現在のドル円は非常に難しい局面です。

 

 

そういった意味では、欧州通貨と米ドルの通貨ペアなんかは昨年から現在までただただ買っていれば良い相場なので簡単な相場となります。

 

 

いかに相場環境選びが大事かがわかりますね・・・