のぶし’s blog

トレーダー兼歯科医師の日常を綴る。

スポット投資に必須!有価証券報告書の読み方!

お疲れ様です!

のぶしです!

 

今回は、株のスポット投資を行う際にのぶしが必ず読み込む「有価証券報告書」について解説します!

 

相変わらず投資先の銘柄教えてというDMが絶えません・・・

銘柄を勧めたり、教えることは絶対にしませんが選ぶ際に重視していることなら公開できるので、今回はその一部をお伝えしたいと思います。

 

有価証券報告書って?】

有価証券報告書は以下の7つで構成されています。

1企業の概況

2事業の状況

3設備の状況

4提出会社の状況

経理の状況

6提出会社の株式事務の概要

7提出会社の参考情報

 

これは上場企業に「法的に」提出が義務付けられたものです。

従ってこの内容に虚偽があってはいけないため企業も正確に記しています。

これを読めば該当企業の過去から現在に至るまでの成長過程や今後の行く末を把握することができます。

 

「法的に」提出が義務付けられているだけあって、企業の良いところだけでなく、

悪いところも細かく記載されていますので投資判断に活用するにはもってこいですね。

 

 

 

有価証券報告書のメリット】

・無料で読める

・会社に関するあらゆる情報がまとめられている

・法的拘束力があるため虚偽の数字では無い

・フォーマットが決まっているため慣れると読みやすい

 

実際の情報量は結構多くて、

読む気が失せてしまいそうですが投資するかどうかだけの判断であれば

ポイントを絞って読むだけでOK!

 

私はポイントを見て気になった企業だけ全部読むって感じです。

 

有価証券報告書の読むべきポイント】

では、のぶしはどこを重要視して読むのでしょうか。

 

・企業の概況

・事業の状況

・提出会社の状況

経理の状況

 

この4つの項目だけに絞って読めばとりあえずオッケー。

ここを読めばあなたが投資したいと思うかどうかはっきりすると思います。

 

 

・ポイント1:業績が伸びているかどうか

当たり前ですが業績が現在進行形で上昇している企業を探します。

表紙をめくると5期分の「主な経営指標等の推移」という表があります。

 

とある企業の実際のものを見てみましょう

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売上高

総資産額

キャッシュフロー

 

など全てが右肩上がりの数字なら問題ありません。

かなり手堅い投資先ということになりますね。

おそらくそういう企業はすでに多くの方が知っているような有名企業のはずなので、

莫大な利益を生み出すとは思えませんが・・・。

 

中には売上高は伸びているのに総資産額が下降。。。

という企業があります。

こういった企業をより細かく読み解いていくことになります。

 

逆に売上も資産も全てが右肩下がりの企業は一旦投資先候補として除外します。

つまりこの時点で報告書を読む必要がなくなりますね。

あくまで、「現在は除外」です。

 

 

次に「自己資本比率」を確認します。

この数値は低いから悪いとかでは無いです。

数字よりも前と比較してどうかを確認して大幅な下落じゃなければOK.

 

 

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大幅な下落がある場合は、詳細を読んでなぜ下落したかを把握しましょう。

 

 

次に「キャッシュフロー」をチェックします!

キャッシュ・フローは「営業活動」「投資活動」「財務活動」に分けられます。

 

理想は、「営業活動」から「投資活動」を引いた

「フリー・キャッシュ・フロー」がプラスで推移していること。

要するに、これは時間の経過とともに金庫のお金が増えているということですから、

配当も増えやすく、今後の成長投資に振り向けることもできます。

 

逆にマイナスに推移している場合も、必ずしも悪いわけではありません!

必ずなぜマイナスかを調べてください!

 

例えば投資活動が盛んで将来的に花開く可能性を感じる内容であれば、

是非とも投資すべき企業となります。

 

逆に避けるべきは「営業活動によるキャッシュフロー」がマイナスや下落推移にある企業です。

 

これは活動を続ければ続けるほどお金が減っていきますからまさに自転車操業状態・・・高リスクな企業と判断されますね。

 

 

 

 

このように有価証券報告書を読み解くことに長けてくると、

企業の本質を知ることができ、

投資先にふさわしいかどうか判断できます。

 

 

四季報もいいですがこちらはネットで無料で公開されていますので、

すでに保有している企業があれば是非検索して読んでみてはいかがでしょうか?

 

disclosure.edinet-fsa.go.jp