のぶし’s blog

トレーダー兼歯科医師の日常を綴る。

【第4講】Winnerスイングトレード講座

お疲れ様です。

のぶしです。

 

前回の講義では、

エントリー後のポジション管理と利益確定への持っていき方

を説明しました。

 

今回はいよいよ「損切り」についてお話しします。

損切りは、トレードする上で避けては通れない道です。

 

巷で販売される高勝率EAなんかを見ていると、

そのほとんどが無秩序なナンピントレードだったり、

SLを設定しない仕様だったりと長期での運用には絶望的に向いていないものばかりです。

 

短期的にトレードしてある程度儲けたらすっぱり辞めるのであれば、

そういったのでも構いませんが・・・・

最近のような激しい動きの相場では十中八九退場や大幅なドローダウンに追い込まれています。

 

では、長期的にかつ安定して利益を出すにはどうすれば良いでしょうか。

簡単なことで、的確な損切り(SL)を入れることです。

 

損切り(SL)を入れると必然的にトレード勝率は下がります。

が、それはイコール利益が減るというわけではありません。

 

究極を言ってしまえば、100回のトレードをして99回が損切り

1回が利益確定だとしてもプラス収支になるのです。

 

勝率が1%でも利益は出る。

逆に勝率が99%でもマイナス利益なんてことは、

本当によくあることです。

 

退場を繰り返すトレーダーの多くはこれです。

 

以前から講義の中でも述べているように、

負けるべき場面できっちり負けることが最終的に収支をプラスへ押し上げる

方法なのです。

 

では的確な損切りとは一体どういう事を言うのか、

お話ししたいと思います。

 

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まず、スイングトレードにおいて

損切り幅、つまり負けた場合の損益はデイトレやスキャルと比較すると

相応のマイナスを覚悟しなければなりません。

 

それは1回のトレードで大きな利幅を狙うわけですから、

その分負けた時の幅も多く見積もる必要があります。

 

1回の負けトレードで100pips単位の負けなんてのはザラです。

その分勝ちトレードで大幅に勝ち越せばいいのです。

 

ダメなのは、負け幅にビビって根拠のないところで切ってしまったり、

切るべきときに切らずに持ち続ける事です。

それではルールの一貫性がなくなり、軸のないトレードになります。

なかなか長期的に勝てない方に必要なのは「軸」です。

 

どんな相場でもこのルールだけは破ってはいけないと言う

「軸」がなければ勝ちを計算できません。

 

今回の講義ではトレードにおける「軸」をお渡ししたいと思っています。

 

では実際に損切りポイントをどこにおけばいいのか、

Winner式スイングトレードではトレンドフォロー型なので、

トレンドに乗っていく必要があります。

 

と言うことは、

「あ、今トレンドじゃないな」

「あ、トレンド終わっちゃったかな?」

と言うときに切る必要があります。

 

例えば上昇トレードだと見越してエントリーした場合、

思惑と違い下落トレンドが始まってしまったと判断したときに切る必要があります。

 

そこで指標にするのが、

以前から紹介している

「200ポイントリバース」理論です。

 

「最高値(最安値)から200pipsロウソク足実体で反転を見た場合は

その方向へトレンドが発生する。あるいはしばらくはその方向へ動く」

 

と言う理論です。

これはプロのディーラーが使っている理論なので信憑性はものすごく高いです。

ただしポンドには使えません。

 

従ってエントリー時にSLを入れる場合は、

その時点での最高値や最安値から計算して200pipsリバースが起こる

箇所に入れる必要があります。

 

そしてその後値動きによって安値・高値が更新されるたびにSLをずらす必要が出てきます。

 

実際にチャートで確認して見ましょう。

 

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今回の一連の講義で使っている直近のドル円チャートですが、

下落トレンドに乗った後先日最安値から

200ポイントリバースが起こりました。

実体で200ポイント以上のリバースが起こった時点の日足確定時に決済します。

仕事で忙しい場合でも日足確定時は朝なので不可能ではないと思います。

どうしても不可能な方は指値を入れておくしかありませんが・・・

 

つまりこれまでの講義を理解している方は、

ドル円の目線が上に変わったことがわかると思います。

 

このチャート形状を見てなかなか上に攻めようと思う方は少ないでしょう

しかし、「軸」に従うのであれば、

れっきとしたトレンド転換が起こっています。

 

200ポイントリバース時点で「打診買い」して見てもいいし

Winnerの傾きが正になってから買って見てもいいし

そこは幅があってもいいと思います。

 

ただし損切りはしっかりと「軸」を参考に

決めておきます。

 

私なら上目線に転換したのを疑いつつ、

買いポイントを探ります。

1番はWinnerの傾きが正に

なった頃を見計らって買ってみようかなと

思います。

 

その時点までに、また下落方向へ200ポイントリバースは起こるようなら

売りで入ろうと思っています。

 

今回の講義では、損切りについて「軸」を

お話ししました。

次回は少し応用編を解説していこうと思います!

 

お楽しみに!

 

Winner紹介動画:   https://www.gogojungle.co.jp/finance/navi/15/17609

 

オリジナルインジケーター「Winner」公開ページ:    https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/17623 

 

のぶしtwitterhttps://twitter.com/nobushi_fx