のぶし’s blog

トレーダー兼歯科医師の日常を綴る。

【特別編6】歯科医師のぶしの小言:歯科に対するクレームまとめてみた6

お疲れ様です!

のぶしです!

 

久しぶりに休暇を満喫できました!

と行っても月末に引越しを控えているので、準備や新しい家具を見に行ったりでしたが・・・

 

さて、今日は久しぶりに歯科クレーム連載

ネットで見つけた様々なクレームを拾ってきて勝手に解説しちゃいます!

結構楽しみにしてくれてる方がいて、DMで書けと言われたので・・・笑

感想などTwitterにいただけると嬉しいですね!

 

さて、今日私がネットで拾ってきたクレーム内容はこちら!

 

「先月に歯が痛くなり受診しました。

虫歯が大きいので歯の神経を取らなければならないと言われ根っこの治療が始まりました。その後5回通院しましたが、治療が終わらず、いつになったら終わるか聞いても状態による・・・としか返事がありません。

5回とも担当の先生が違ったり不安だったため他の医院に行ったところ2回で終了しました。もう2度と行くことはないと思います。」

 

 

 

さて、読者さんの中に同じような経験をした、

あるいは同じような事例を聞いたことはないでしょうか?

歯医者での治療って何度も通わなくちゃいけないし、時間がかかって行かなくなる・・・なんてこと多いようですね!

 

そもそも治療に5回もかかって、なかなか進まないなんてことあり得るのでしょうか??

 

私の個人的な見解ですが、「ほぼほぼ無い」です。

というか5回やって症状が変わらないとか進まないなら何か他に原因がある可能性が高いです。

例えば痛みの原因がその虫歯ではなく他の虫歯だったり、歯茎の痛みだったり・・・。

 

今回のケースで問題なのは毎回担当のドクターが変わったことですね。

 

根っこの治療というのは感染してしまった神経を綺麗に取り去るわけですが、

その際に専用の器具(先がヤスリのようになっている針のようなもの)を使って根っこの中を清掃します。

その針のような器具を少しずつ太くしていき最後は根っこの壁を擦って行くわけですが、前回どの太さの器具までやったのかわからなかったりすると、不安なので1からやり直したりするわけです。

 

今回のケースではドクターが毎回変わっているため、その度にみんな1からやり直してしまったり、あるいは伝達ミスがあったり・・・ということも原因かもしれません。

 

基本的には担当するドクターが責任を持って治療を完遂するべきですが、

大所帯の歯科医院では非常勤(バイト)のドクターを雇っていることが多く、

担当医制じゃないこともしばしば・・・

 

 

ドクター側の改善点は、

・前回の治療内容の伝達を詳しくすること

・なるべく同じドクターが見るようにアポイントをとること

 

患者側の注意点は、

・アポイントをとる時に今日のドクターが次も担当か確認すること

・最初から院長1人の医院にすること

 

 

ですね!!

治療は人間が行うわけですからやはり上手い下手があったり

やり方も千差万別。

 

ドクターを選ぶときは色々気をつけなければなりませんね・・・